本読むヒトデ

古書店・HITODE BOOKS(ヒトデブックス)の商品や業務などをご紹介します

田原俊彦さんの魅力

こんばんは。80年代の雑誌を扱ううちに80年代カルチャーに影響を受けてしまった古書店、HITODE BOOKS(ヒトデブックス)です。

 

当店は90年代に思春期を過ごしているので音楽などは90年代のものが今でも心の琴線に触れますが、仕事のついでに80年代の雑誌を読んでいたら80年代も好きになりました。古き良き、の言葉が当てはまる最後の時代かなという気がします。そして「古き良き」最後のアイドルはトシちゃんだぁ〜としみじみ思わされるのです。グループではなくソロ、端正なルックス、屈託のなさ。パーフェクトです!トシちゃんは昔の「アンアン」によく登場しますがインタビューや対談など陽気で面白いです。例えば1987年8月21日号。


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対談相手の林真理子さんが、トシちゃんが何か言うと「かっわいい」「今の言い方、良い!」などと喜んでいて、その場の雰囲気が伝わってくるようです。

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雑誌の記事で興味を持ち、歌も聴くようになりましたが、これもまた良いじゃないですか。歌唱力が年々上がっていったようで努力に感心するし、曲のつくりが凝っていて豪華です。「チャールストンにはまだ早い」のアレンジが特に好きです。「雨が叫んでる」も良いですね…この曲を聴くとなぜか私、戦争で荒廃した外国の街の広場で、戦車の上に立って歌うトシちゃんを思い浮かべてしまいます。大雨が降ってきて、水しぶき上げながら戦車の屋根でステップ踏むトシちゃん…。どういう世界観なのか自分でも不思議ですが、そういうの見てみたいです。前回のブログの繰返しになりますが、私は芸能人に興味があり、いろんな人をウォッチしてきて「スターは目指せばなれるものではない。この人がこんな歌を歌うところあんな役を演じるところを見たいと周囲に思われ、押し上げられてなるものなんだ」と思っていますが、トシちゃんはまさにスターです。不遇な時期も長かったですが…。これからもお元気で活躍してほしいです。そしていつか生の歌を聴きに行ってみたいなと思っています。